2006年12月某日 聞き手:hyakute(以下、h)
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h:2006年はどんな年でしたか?
花木:前半は穏やかに過ぎて、その分後半にしわ寄せが来た感じかな。
h:しわ寄せですか。具体的には?
花木:え〜っと、まず6月に親知らずで10日間入院したでしょ。東少の「眠れる森の美女」が7月から11月にかけて稽古・公演が続いたし。さらにロバート山田さんの2作品に出演して、8月の「だみ声まつり」・・・そして日常のライブ!!
h:本当に忙しいですよね!
花木:日本橋での「眠れる森の美女」のときなんて、9時から稽古して、お昼に2回公演をした上、夜ライブのお仕事をしたのよね〜(ハァ)。
h:そ、それはキツイ・・・
花木:もう若くはないので、こんな無理なスケジュールは止めて、来年からは余裕を持ったスケジュールにしようと思ってるの。
h:そうなんですか?
花木:だって、ほんとに疲れたんだもん!!
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h:では、来年に向けての抱負をお願いします。
花木:来年は舞台がいっぱいなのよね〜(と言ってスケジュール帳を開き、公演情報を読み上げていく)。
2月15から18日は、天王洲銀河劇場でミュージカルの豪華なメンバーとするでしょ。
h:石原慎一さんと共演ですよね?
花木:そうそう。石原さんが中心になって、お知り合いのミュージカルの方たちと作られる感じ。
4月2から8日には、シアターχ(カイ)でフランスのモリエール賞を取った歌芝居。なんと20歳過ぎた3人の子どもを抱えるお母さん役!
8月2から5日からは「だみ声まつり」を築地本願寺ブディストホールでするの。石原さんは声だけで劇をするのは難しくなってようね。ファイナルなので是非是非いらして下さい!
そして、12月12から16日は「メアリー・スチュアート」をちっちゃな劇場で。”重い””長い””暗い”と三拍子揃った史実のお話で、古坂るみ子さんという文学座の女優さんと二人芝居をすることになったのよね。
h:へえ〜、初めて聞く作品ですが、それぞれの役柄は?
花木:花木がメアリーで、古坂さんがエリザベス。片方が主役を演じているときは、もう片方が召し使い役になるの。二人の女王の生き様を描いた劇ね。
h:なかなか大変そうな劇ですね。
花木:公演が2時間弱もあって、この前読み合わせをしたんだけどもう大変!!まずは体力作りからしなきゃ。
h:公演がいっぱいなのは分かりましたが、ライブやコンサートの方は?
花木:まず、Aprilが1月26日に渋谷のJZ Bratであります。
h:2006年は2回と少なかったですよね?
花木:うん、そう。だから、来年からは2ヶ月から3ヶ月に一回のペースでしようか・・・ということになっているの。
h:他には?
花木:ようやく、自分のコンサートをすることになって、6月の8(金)・9(土)日に南青山MANDALAで。
h:おお、凄い!どんな内容なんですか?
花木:歌で綴るストーリー・・・という感じ。台本も作って、MCなしで歌の合間に台詞を入れることを考えているの。
h:でも、聞いていると来年のスケジュールもいっぱいという気が・・・
花木:ね〜〜〜。「眠れる森の美女」は来年もずっと続くし、もっと頑張らないといけない。昨年から喘息を今も引きずっているから、風邪だけはひかないように気をつけてるの。特に稽古の後には、ライブのお仕事を入れないようにする。
h:2007年も色々あって大変でしょうが、楽しみにしています。
花木:充実した一年になりそうで、自分でも楽しみにしています!