2010年01月02日

2009年を振り返って vol.2

2009年12月某日   聞き手:hyakute@管理人(以下、h)
※()括弧内は管理人の補足です。

ではvol.2をお届けいたします。

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h:7月にありましたウナ・カンツォーネでのバースデーコンサートはいかがだったでしょうか?
花木:5月にポン友だった中島梓が死んだので、彼女関連の歌を歌いました。彼女の舞台で着た衣装も着て…。
h:えっと、たしかチャイナドレスでした。
花木:そうそう、チャイナドレス。バースデーのときに中島梓ファンの人も来てくれていて、喜んで貰えたのが良かったなあ。
h:そうですか。ひとつの区切りじゃないけど、良い供養になったんじゃないでしょうか。
花木:そうだよね〜。良い供養になったらいいんじゃないかなあ、と思って。
h:中島梓さんも天国で喜んでいるかも知れませんね。
花木:だと良いよね。
h:このときのステージは写真を撮ってフォトアルバムにしてますよ。いつものバースデー帽子を被っている写真を含め何枚か。
花木:ありがとうございます。


h:それでは次の「CHARLIE'S HENGELS」。私は行ってないので知らないのですが。
花木:あれ?行かなかったの?あー、残念ね〜。
h:夏の暑い盛りに熱いメンバーが…
花木:暑苦しい
h:そう、暑苦しいメンバーが。
花木:爆笑に次ぐ爆笑だったよ!お客さんより何より、出演者が一番楽しんでいるという舞台ね。もう稽古場から爆笑なので、もの凄く免疫力が上がりました。
h:なるほど。腹筋が鍛えられた…みたいな?
花木:もうね、くじらが金髪のズラを被っているだけで、「プッ」(吹き出し)という。あとはまあ、憧れだったセーラー服を着られた。あとルーズソックスも!
h:あのブログに載せていた写真…生で観たかったですね。
花木:そう、とても嬉しかったわね〜。でも石投げられなくて良かったわ。楽しかったなあ。もし来年も機会があれば、出させて貰いたい舞台の一つだなあ。
h:だみ声祭りも続きましたし、この舞台も続くのでしょうか?
花木:ですかね?…だといいなあって思っています。
h:その話は来てないのですか?
花木:まだオファーないですね。オファー待ちで!
h:ほかには何か?
花木:これはくじらとYOKOちゃんとU子ちゃんこの三人がチャーリーズ・ヘンジェルなんだけど…。まあ、くじらはくじらなんだけど、YOKOちゃんとU子ちゃんが素晴らしい!YOKOとU子が影になり日向になり、くじらを支え、裏方も全部やって。もうチケットとか制作とか全部やって、しかも舞台もあの二人が回して…。
h:ふ〜む。
花木:だって、あの二人以外は飛び道具なんだもん。
h:え?何ですって?
花木:くじら含めて飛び道具ばっかり!ほかの人も、あの石原慎一でさえ飛び道具でしかない。出てきただけですんごいウケて面白い、面白いんだけど、支える力になってくれない。全体を支える力になってくれないメンバーばかりを集めている。
h:放っておくと暴走してしまって、まとまりがつかない?
花木:そう!出てきたら場が壊れるくらいの勢いなんだけど、それをうまーくまとめて、支えるのはYOKO・U子なの。あの二人は素晴らしいわね!
h:なるほど。そういうのがうまくかみ合った舞台。また次に期待したいと思います。
花木:はーい。


h:では、9月にありました…えっとこんなに長いタイトルは初めてですが「S.Arou'40 大通りにヨーロッパの風が吹いていた〜シャンソン・カンツォーネ大行進〜」はどうでしたか?小椋佳さんが出演してるんですよね。
花木:毎年一回ミューザ川崎で小椋佳さんがプロデュースするイベントなんだけど……長かった!3時間もあったから、公演が長かったし
h:タイトルだけでなく?
花木:そうタイトルだけでなく…リハも…長かった。カンツォーネやシャンソンを知らない人たちバンド…小椋さんのバンドなんだけど、知らない人たちが伴奏するのはとても難しい音楽・ジャンル(シャンソンやカンツォーネ)なんだな、っていうのがよく分かった。
h:そうなのですか。
花木:あたしとクミコさん、青木FUKIさんの三人はピアニストを大貫さんにお願いしていたのよね。最初、クミコさんが大貫さんを連れてきてやってもらうと聞いて、ここぞとばかりに私たちもお願いした。というのも不安だから。知ってくれている人がいると絶対話が早いから「私たちもお願いします」って。それは結局大正解だった。曲を知っている人が一人いるだけで、リハの時間が1/10になるわけ。
h:それは大きいですね!
花木:ホント大きいのっ!そうじゃない部分では「ああでもない、こうでもない」という時間がやたらあって。ああ…そういうジャンルの曲なんだな、って思った。シャンソンとかってテンポが変わったり、いったん音が止まって、そこからまたタイミングで始まったりとか仕掛け・きっかけがやたら多い。だから、ああいう曲たちを普段歌謡曲をやっている人たちだけでするのは危険なことなんだと思った。終わった後、小椋さんがポソリといったのは、「豪華にしようと普段よりもバンドの人数を入れたけど、むしろ大貫さんとやるのが良かったのが不思議だったな」(私は)「うん、そうでしょ」って思った。
小椋さんとはご一緒するのは2回目なんだけど…面白い人で基本ただのオヤジなんだけど、なんか私のことをもの凄く冷めた人間だと思っていて、「花木さん、この仕事を嫌々引き受けたでしょう?」みたいなことをちょいちょい言うのね。あたし「そんなことないです。」と言ったんだけど。面白いでしょう、あの人。そういった意味では大変でした。

h:大きいイベントだったんですよね。
花木:何をもって大きいかによるけど…会場は大きいし、お客さんも多かった、出演者も大人数。でも、なぜステージが長くなったと言うと、小椋さん・クミコさん、ワサブローさんが「どんだけしゃべるんだ」って感じで、歌の10倍くらいしゃべっていたからかなあ。
h:トークショーっぽいのですか?
花木:そう、でもお客さんたちは喜んでいたよ〜。
h:トークを含めてファンなんでしょうからね。


h:さて10月の「高木椋太コンサート09」に話を移します。
花木:楽しかったよ!大親友でもあるからすごくやりやすいし、お互い何をどうしたいかがよく分かる。ツーカーの仲だから、すごい楽しかった。大変だったんのはヘアスタイル。曲目が決まる前から、「パリ祭で着た衣装を着て欲しい」って言われていて、あのお姫さまスタイル。綺麗なものが好きなんだよね。メイクやヘアスタイルを「「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラみたいにして」って言われた。「ええっ!スカーレット・オハラって、ビビアン・リーのこと?どんなんだっけ?」って。
h:私も一度映画を観たはずなんですが、どんな感じか思い出せないですね。
花木:でしょう!ここをこんな感じで、すーっと流して、後ろで…ここをこう…(直接手を動かしながら説明中)。ヘアメイクを入れるのは恥ずかしいから自分でやるしかないな…普段ヘアとか無頓着な私がね。岡田屋で一個20円くらいの造花を買って、髪に挿したのね。でも、一人じゃ後ろが見えないから、そのときに手伝いに来ていた山本理恵子に「これ挿して」って…。大量の花を挿して貰って、でもそしたらそれが好評だったから良かった〜って。大成功?
h:その写真は残ってないんですか?
花木:ないない。ブログにヘアスタイルを載せたぐらいじゃないかしら。それが面白かったな。で、一部は二人とも黒の衣装だったんだけど照明さんが「ロックコンサートみたいだったね」って言われたのも面白かった。シャンソンも…私は常日頃からそうだんだけど、ドレスを着て歌う時代でもないよね?ものによってはドレスが似合うときもあるけど。別にゴージャスなドレスを着て歌うという、どっかそういう通念が今までのシャンソンにあったのだけど、でもそういう時代じゃないよね。というのをすごく…前から感じて自分でも実践していたけども…最後に感じた。衣装に関してね。
h:それを再確認したコンサートだったということですね。


花木:最後はホテルふじ
h:はい、そうです。12月のクリスマスが絡んだイベントですが、なんだかバンドが段々増えていったという話は聞いているのですが…!?
花木:ピアノ&ベースが入ることもあり、その時々なんですけど。
h:なんか今年になって急にたくさんですよね?
花木:今年の8月から行き始めたんだけどね、ホテルふじの女性の社長さんが昔からシャンソンファンでね。そのホテルふじをプチリニューアルしたときにあわせて、ピアノを入れ、音楽が聴けるちょっとした空間を作って、ホテルに宿泊されるお客様に向けのライブを週末とかに始められて、それであたしも呼ばれた。基本すごいアウェーなのよ。
h:あ!シャンソンを聴いたことがないお客様なんですね。
花木:それもあるし、別にシャンソン目的じゃなくて温泉入りたいお客様なのよね。
h:まあそうでしょうねえ。
花木:だからお客様は「なんで?」って思うわけ。そんな中でするのはとてもアウェー感があるのね。でも、たまにもの凄く喜んでいただけるお客様がいて、そのときは楽しい。
h:なんか温泉での歌というと、どうしても演歌を思い浮かべますよ。
花木:でしょう?でも、ジャズとかシャンソンとかやっていて、そういうところで難しい歌を歌っても仕方ないので、「百万本のバラ」や「メモリー」とか耳馴染みの良いポップス寄りの曲を歌ったりするんだけど、とても喜んでくれる方がいたりする、そうすると凄いやりがいがあるのね。全然何の期待もされてないだろうなという心持ちで行ったときに、それだけ喜ばれると!
h:どのくらいの喜ばれかたなんですか?たとえばステージが終わった後「わー、素晴らしかったです!」とか言われて握手を求められたり…ですか?
花木:そうそう!本当にそんな感じなの。子どももいるから、子どもから真剣に「楽しかった」とか言われると、おばちゃん歌って良かったわ、って。凄い嬉しいよ〜。そういうの楽しいよね!あとはいつもギャンブルみたいな感じ。今日はどっちの目が出るかなって。
h:うまくいくときもあるし、いかないときもある…と。
花木:盛り上がるときもあれば、お客様が二人ってときもあるからね。
h:わ、それ厳しい!
花木:そうするとね、とってもツライ状況に陥ったりするけども。
h:もう何回くらい出ているのですか?
花木:えっと、月に二回くらいは行ってるかな。8月からだから…8回くらいかな?でも、ホントにこれオススメ。温泉がね〜。
h:え、温泉がですか?
花木:そう、温泉がすごくいいの!この間初めて泊まってみて。というのもこの間、2日間続いたときがあって、帰っていくと家に着くのがすごく遅くなるから、仕方なく泊まったのね。昼間の温泉に入ってみたんだけど、私温泉にはあまり興味がないのね、でも凄く気持ちよく入れて。「あ、いいな」って思ったのが、あそこはバイキング形式の食事なんだけど…温泉入って、たらふくご飯を食べて、ライブ聴いて、また温泉入って、飲んで、そのまま寝る…楽しいかも、って。
h:なんか極楽的な感じがしますね。
花木:そうそう。ライブ聴いた後おうち帰らなくていいんだってのが。いいよね、休日の過ごし方としては。1万数千円のお値段で…宿泊していればライブは無料で聴けるし。
h:1月も予定されてますが、このあともずっと続きますか?
花木:うん、首にされない限りね!


h:長くなりましたが最後に来年の予定をお願いします。
花木:いま決まっているのは、2/24発売の新しいアルバムです。いろんなところで予約出来ますので、よろしくお願いします!結構頑張って作ったので、一生懸命売らないとな〜、って思ってます。
h:予約してくれた方が良いのですか?
花木:予約してくれた方が良いです。その方が私の株が上がります。変な言い方ですけど。
そして、3月に久方ぶりに本格的なお芝居に出ます。ミュージカルじゃありません。台詞だけのお芝居で、私以外は皆ちゃんとした役者さんたちばっかりです。今回はHALF MOON THEATRE COMPANYというところの制作で、ハロルド・ピンターという人の戯曲を2本立てで上演します。私は「恋人」という題名の芝居に出るんですけども、ほとんど二人だけの芝居で、ちょっと病んだところのある夫婦の話です。

h:そういうのは得意ですよね!
花木:病んでるってのは得意なんで。1月になったら稽古に入るので、それを頑張ろうと思います!
ほかにも嶋本秀朗さんのプロデュースのJE TE VEUX。プチレビューみたいな感じのショーの舞台に出させていただきます。日時はまだはっきりしていませんが、またとてもエンターテイメントな舞台なので、いつもと違うショーアップした私を見ていただければな、と思います。

そして、そこから先のイベントも徐々に決まっていくと思いますが、オファー待ちの「CHARLIE'S HENGELS」?あと自分のコンサートも今年はやろうかな、って思っています。




end.
posted by 花木さち子 at 23:16| インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする